根津美術館 特別展「国宝 燕子花図」
尾形光琳(おがたこうりん)の燕子花図(かきつばたず)は、6枚のパネルから成る屏風を左右に配して一双(一対)となる大作で、修復を終え4年ぶりの公開。一双であることを生かした遊び心のある構図に、大家の豪快な筆が乗った作品でした。
他、会期前期の展示では、燕子花図と同じ六曲屏風の「菊図」が素敵でした。計算し尽くされた構図の延長上にある繊細な描画。不思議と所有欲を掻き立てる魅力がありました。
創り出すこと、またそれを守り続けることの尊さを知る者、壊すことの容易で愚かなことを知る。
会期後期は11/6(日)まで。
by ittan at 2005年10月26日 22:14 | etc... | Comments [0] + TrackBacks [0]
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