村田蓮爾のiPhoneアプリを買ってみた
同製品は、さまざまなイラストやマンガをiPhoneアプリ化し販売するcomic-stream.jpによるもの。「THROW LINE / 村田蓮爾」では、カラー12ページ、モノクロ13ページを収録している。
これはすごい。早速、ダウンロードしました。
元々の同人誌は、正しくはコミックマーケット73で頒布された価格1,500円のもの。iPhoneアプリは230円なので、お買い得といえばお買い得かもしれません。
「買ったときしか見ないんじゃないか」なんて心配もありますが、買ったときしか見ないのは、iPhoneアプリも立派な画集も同じだと思います(笑)。手垢や紙焼けを気にせずに観賞できるのは良いと思います。
欲をいえば、より実用的な「ロック解除」画面用の壁紙を配信してほしいですね。スリープボタン(電源)とホームボタン(○ボタン)の同時押しでスクリーンキャプチャして、カレンダーに加工。Quick Calendarには、いつもお世話になっています。
iPhoneアプリ化の恩恵は、日本の人よりも、世界の人にあるのではないでしょうか。
(アプリの紹介ページはこちら)
by ittan at 2009年05月09日 01:06 | Books, Photolog | Comments [0] + TrackBacks [0]
大人の科学マガジン「ピンホール式プラネタリウム」
1万個の星空で狭い部屋を埋め尽くそう。普段は天体に興味などないのに、部屋が狭ければ狭いほど密度が濃くなる素敵に惹かれてしまいました。
組み立て前のプラネタリウムは、産地直送便のカニのように発泡スチロールでパック詰めされており、意外に大きくてしっかりとした作り。
用意するものはプラスドライバーと単三電池2個と、何より作業時間。点灯は週末までおあずけかな。
-- 追記: 2005年10月08日 --
プラネタリウム点灯。狭い部屋にMy宇宙が広がりました。
by ittan at 2005年09月27日 20:01 | Books | Comments [3] + TrackBacks [1]
マルティーヌのおもちゃインテリア
書店を徘徊していたら、面白い本に出会いました。
―子供心を忘れないための、ノスタルジック日曜大工
マルティーヌ・カミリエリ (Martine Camillieri) [著]、薛 善子 [訳]
いらないおもちゃをリサイクルして、インテリアに変身させるアイデア満載の本。
特に、「ブロック」の章と、「超人とヒーロー」の章が秀逸です。
「ブロック」の章では、手持ちのブロックで作る生活雑貨を提案しています。
アイデアとセンス次第で、ブロックを日常生活に取り入れることができるかも。造形の材料としてのブロックを見直す、良いヒントになります。
「超人とヒーロー」の章は、フランス流の(?)完全なネタ。
筋肉隆々のマッチョマン・フィギュアを利用して、ブックエンドや一輪挿しにする試みが楽しい。
こち亀のフィギュアネタを実写にしたような面白写真でありながら、添えられた粋な解説と、透明感のあるオシャレな写真の仕上がりで、すっかりインテリア本になっているから不思議。
巻末によると、本書のアイデアを取り入れた投稿写真を募っているそうです。素晴らしいアイデアが世界中から集まることでしょう。本書の詳細はこちら。
by ittan at 2004年10月25日 20:50 | Books | Comments [0] + TrackBacks [0]
スラムダンクの全面広告
朝刊の全面広告が目に留まった。
懐かしい気持ちでスラムダンクを読み返してみる。何度読んでも、やはり面白い。
湘北高校バスケットボール部監督の安西先生は、数々の心に響く言葉を残した。
それは物語中の選手たちだけでなく、読者の心にも響く言葉だ。
一度挫折したことでも、やり直したいと思うなら、まだ遅くはない。
今日からはじめよう。
「あきらめたら そこで試合終了だよ」
by ittan at 2004年08月10日 18:18 | Books | Comments [5] + TrackBacks [1]
田中芳樹「黒蜘蛛島」
田中芳樹(たなか・よしき)さんの「黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)」を読みました。
「東京ナイトメア」、「魔天楼」、「巴里・妖都変」、「クレオパトラの葬送」に続く薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズ第5弾。ドラキュラもよけて通る「ドラよけお涼」こと警察官僚・薬師寺涼子と、従臣(?)泉田クンが世界を舞台に大暴れするSF小説。
田中節とも言えるドクゼツは今作品でも健在。薬師寺警視の派手なドクゼツに目が行きがちですが、実は読者に一番近い存在であろうノンキャリアの泉田クンの独白の方がドクゼツなのでニヤリとします。(^ー^)
ちなみに、私が田中芳樹作品で一番好きなキャラクターは「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリー提督です。まさに心の師。
by ittan at 2003年12月08日 23:53 | Books | Comments [5] + TrackBacks [0]
のだめカンタービレ
これは今、お話の続きを最も楽しみにしている漫画のタイトルです。二ノ宮 知子(にのみや・ともこ)さんの「のだめカンタービレ」。
Kissという隔週雑誌で連載中です。神経質で二枚目な天才青年と、それを取り巻く変な仲間たちが繰り広げる日常コメディ。ほろりと涙するエピソードあり、肩を震わせて耐える笑いあり、「この素晴らしい仲間たちに自分も加わりたい」と思わせる求心力あり。
同作者による「天才ファミリー・カンパニー」も強力におすすめ。「スペシャル版」として現在再リリース中です。過去に「あぶない放課後」というタイトルでTVドラマ化されました。ドラマはガックリでしたが、漫画は面白いです。この作品も、神経質で二枚目な天才青年と、それを取り巻く変な仲間たちが繰り広げる日常コメディです↑。
by ittan at 2003年09月09日 00:48 | Books | Comments [39] + TrackBacks [2]
カレル・チャペック「ロボット」
ホンダのASIMOがチェコを訪問しました。チェコと言えば作家カレル・チャペックと、浦沢直樹さんの「MONSTER」を真っ先に思い出します。
カレル・チャペックの戯曲「ロボット(R.U.R)」は、『ロボット(robot)』という言葉を世に生み出しました。ロボット作品の第一作目にして、「ロボットと人間の関係」や「知能を持つロボットの苦悩」を掘り下げている興味深い作品です。
私は生ASIMOをROBODEX2000で初めて見ました。当時はロボット・ブームで、二足で踊るSONYのSDR-3Xも注目されました。
人々が見ていたのは先端技術ではなく、先端技術という『演出』でした。
「如何にインパクトのあるデモを見せるか」を前提としたモノづくりでは、『用意されたデモ以外は何もできない』モノしか作れません。限られた期間で目に見える成果を挙げなければならない開発では、戯曲「ロボット」のエンディングを演出することはできないでしょう。
by ittan at 2003年08月23日 18:19 | Books | Comments [0] + TrackBacks [0]
ジャパニーズ・スピリット
本屋をぶらり巡回していたら、面白い本を発見しました。
天明屋尚(てんみょうや・ひさし)さんの「ジャパニーズ・スピリット」です。
Japanese Spirit 一号機はガイジンの「勘違いニッポン」風情が大爆発です。それにもかかわらず、人間とメカの融合がカッコよくて不思議と惹かれてしまいます。続いて2号機、3号機は、古い時代の武闘派で苦笑。「武士」や「任侠」という言葉が浮かんできます。しかし4号機以降には「からくり」や「あやかし」の存在を感じて、奇妙な怖さを感じました。薄暗い怪談を聞かされたような感覚です。
「ジャパニーズ・スピリット」のメカは、人間が動力になっているようです。メカ(道具)は本来、人間が自らの意思で操るべきものです。しかし、4号機以降の生物的な形のメカを見ていると、逆に人間が「使役させられている」ように見えてなりません。人間とメカ(道具)が非常に近い距離で関わる時、人間はメカ(道具)の魅力に飲み込まれてしまうことがあります。
・・・日本のこと、自分自身のことを真剣に考えてみよう。
by ittan at 2003年07月23日 22:16 | Books | Comments [0] + TrackBacks [0]
futurhythm(フューチャリズム)
9500円+税という贅沢品なので、いよいよ購入しようかと悩んでいましたが、書店で平積みになっている現物を見てやっぱり買ってしまいました。中を見れば、なぜ購入を迷っていたのかと思うくらいに幸せな気持ちになりました。
やっぱりスゴイです。1枚1枚ページをめくる度に、村田さんの世界に圧倒されます。その丁寧な仕事っぷり、構図のかっこよさ、メカのラインの美しさにため息の連続。久しぶりに心から買ってよかったと思える1冊でした。しばらくはコンビニ生活も節約モードになりそうですが、この感動はpricelessです。
(追記)
通常版の発売が決定。→ [re futurhythm]standard edition (¥3800)
by ittan at 2003年05月21日 21:40 | Books | Comments [0] + TrackBacks [0]